春の息吹とともに
「ibuki」(右)
キャンバス・顔彩
145×110cm
「風は飛んだ」(左)
キャンバス・顔彩
53×45cm
「羽の生えた季節」
キャンバス・顔彩
36×51cm
「春のあしもと」
スケッチブック・顔彩
16×22cm
こんにちは。久しぶりの更新です。
3月に無事に大学院を卒業できそうで、ようやく絵を描いたりと制作ができる時間が増えてきました。一枚目は卒業展のために制作してきたもの。
久しぶりに大きなキャンバスに思いきり描くということがしたくて思うがまま制作しました。
展示は新型コロナウィルスの影響で中止になってしまったので、どこかで展示できたらと思っています。
左の小さなサイズの絵「風が飛んだ」は高木正勝さんの曲のタイトルからお借りしたもので、高木さんの音楽を聴きながら描いた作品。空から風の流れを見つめている視点で描いたもので、風のように宙を飛んで、海や風の流れを見下ろしているようなイメージです。
顔彩の群青の青が引き立つように描きました。
右の「ibuki」はその名の通り「息吹」からとったもので、勢いのある命の芽吹きを表したくて描いたものです。大きなキャンバスに身体を使って伸びやかに色をのせていくことから描き始めて、そのあとは丁寧に顔彩を塗り重ねています。
2枚目の「羽の生えた季節」は、春の香りや色、空気をとどめておきたくて描いたもの。
近所を散歩をすると、梅の花や綿毛、あしもとの小さな草花に心を強く惹きつけられます。
描いていくうちに羽のような形が現れ、翼の生えた馬のようなイメージが生まれました。
季節の巡りは束の間、飛び去っていくようなもの。春という季節に翼が生えて、飛び込んでくるようなイメージを絵にしたものです。
3枚目は「春のあしもと」は、散歩で見かけた綿毛の小さな草花を描いたもの。
目を凝らさなければ見つけられない足元の春を顔彩で描きました。
この春は、こんな調子で絵を描いていこうと思っています。
そして、4月からは、神戸のスタジオY3という場所を新たなスタートの場所にして、制作活動を充実していくものになればと思っています。
新しい出会いもたくさんありそうで今からとても楽しみです。
染めもいっぱい作っていきます!
テキスタイルという形でお届けできるものへの展開も考えています。
ワークショップもできたらいいな。
どうぞ、これからも応援をよろしくお願いいたします。